スーパー堤防はスーパー無駄遣い!!

事業仕分けで廃止と結論づけられた「スーパー堤防」事業

流行語にでもなりそうな言い回しでしたが、28日、国土交通省の「社会資本整備事業特別会計」のこの事業に、仕分け人は廃止と結論を出しました。
前回の活動報告でも取り上げていますが、この、400年12兆円かかる事業が、江戸川区でも行われようとしているのです。

今年5月に事業計画案の縦覧が行われた「北小岩一丁目東部土地区画(いわゆる北小岩18班地区)整理事業」は、「スーパー堤防事業」と一体化されているもので、まだ、事業認可がおりていないにもかかわらず、18班地区では、区による先行買収が進められているのです。決算委員会で指摘したとおり(詳細は前回のHPにあります)、北小岩地区にスーパー堤防が必要だという区の説明は、理論的に成り立たず住民の方々が納得できるようなものではありません。

建設委員会にも「スーパー堤防事業」を見直してほしいという陳情が数多く挙がっています。21日(木)に行われた建設委員会では「スーパー堤防事業」は仕分けの対象になっていることもあって、この事業に関連した陳情はすべて継続審査となりました。18班地区に関しても陳情があがっています。ここに関しては、11月に東京都の「都市計画審議会」で審議が予定されています。今回、事業仕分けで廃止という結論が出されたことが、影響するのかしないのか、仕分けに法的拘束力はありませんが、結果を注視したいと思います。

この「都市計画審議会」を経て、区は来年3月には認可を取るスケジュールを見込んでいますが、この仕分けの結果を受けてどのように対応していくのか、今後、議会でも明らかにしていかなくてはなりません。