私が応援に通った杉並区では、定員6人に対して現職6人を含め11人が立候補しているという、新人候補にとっては厳しい激戦区でした。また、11人中5人が女性候補、これは全都でもトップの割合です。駅前での遊説やチラシまきなどを手伝いながら、この選挙が政治を変えるひとつのきっかけになると考えている方がたいへん多いことを、肌で感じました。
新銀行東京や築地市場への豊洲移転反対など、税金を無駄な公共事業に投入するのではなく、もっと教育や福祉など、身近なところに使うべきだとの訴えには、多くの人が頷いていました。民主党が第1党になり、自公以外が過半数をしめた都議会で、これまでの税金の使い方がどのように変わっていくのか、市民が期待した新銀行の廃止、築地移転中止は?今後の実行力が注目されるところです。
民主党の候補者に投票した人のうち6割近くが、人物よりも政党で選んだという記事がありました。小泉チルドレンの二の舞にならぬよう、単なる「数」で終わらないように、しっかりと都民の生活の基盤に即した都政を実現してほしいものです。
生活者ネットワークから3人の議員が当選しました。数としては少ないけれども、今まで都議会で是々非々を貫いてきた生活者ネットの政治判断や行動力は、数でくくれない存在感がありました。これからも、生活に実感のあるものの視点で、1300万人の都民の暮らしを支える活動を続けていきます。