林間学校の放射能を測定!

6月中旬から始まる林間学校に向けて

今日、教育委員会学務課から、日光林間学校の空間放射線量の測定をしましたと報告がありました。これまでは、日光市が測定していて安全な範囲だと公表していたので、区としては特に計測していなかったということですが、6月中旬から区内小学校の林間学校が始まるので、保護者の方々の要望もあって、計測したということです。

小型放射線測定器 Dose RAE2を使って、地上1m、30秒間隔で5回計測、平均値を出したものです。

結果は次のとおりです。
正面玄関前広場       0.16μSv
キャンプファイヤー場 東側 0.21μSv
キャンプファイヤー場 西側 0.19μSv
野外炊事場         0.15μSv
野外炊事場裏 小道     0.20μSv

来週江戸川区のHP(放射線関連情報のところ)にアップするとのことです。

放射線量の測定に関しては、国の基準がどうのこうのという前に、区が自治体として責任をもって継続して計測するべきだと考えているので、区の施設である日光林間学校も、日光市のデータではなく、区が自分たちのデータとして計測することが重要なのだと考えていました。今回計測し、数値を公開したことは評価できますが、今後どうするのかという質問には、今夏の数値は心配するような数値ではないので、もし来年も放射能の問題が続くようであれば、計測することになるかもしれないという答えでした。

江戸川区は「心配するような値ではない」というだけで、区として何をしているのかが、区民に見えてこないところが問題だと考えます。やるべきことはやっているというのであれば、何をしたかを公表することで、区民も疑心暗鬼にならずにすむのです。放射能とはこれからずっと付き合っていかなければならないのです。国や都が江戸川区内の各地域を細かく継続的に測ってくれるなどということはないのですから、自治体としてのデータをもつことが大切なのに、区にその気があるようには思えません。6月の本会議で改めて質問しようと考えています。