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メガソーラーと小水力発電 

8月20日、山梨県北杜市の「北杜サイト太陽光発電所」、21日都留市の小水力発電「元気くん」を会派で視察してきました。

北杜市では、今後の太陽光発電の普及のために、日本一の日照時間を利用して、NTTファシリティーズと協力して、国内外9か国27種類の太陽光パネルを使って、実証比較しています。太陽光は時刻や季節によって変化するので、一定の電力を保っている送電線に悪影響が出ないよう、電力会社の送電線に安定した供給をするように調整するパワーコンディショナーなども国内最大級のものを開発しました。現在、施設を北杜市が引き継ぎ、発電・実証実験を行っています

江戸川区のような大都市では、このようなメガソーラー型の太陽光発電は難しいのですが、都会においては、再生可能エネルギーとしては太陽光発電が、もっとも取り入れやすいのではないかと考えます。昨年の本会議で、CO2削減にもつながり、地域のメリットにもなるのだから、学校などの施設だけでなく、住民が地域の会館に太陽光パネルを設置し、発電による利益をそれぞれに応じて配分することを提案したことがあります。区の答弁は、お金がかかるものだから、区にもともやっているので、区としては少量の発電のためにお金を上乗せするのは、というお金のことだけでしたが、「エネルギー自給型のまちづくりをすすめる」ことが、江戸川区の地域エネルギービジョン「エコタウンえどがわ計画」にははっきり書かれています。以前よりパネルの値段も安くなり、課題だった重さも軽量化しています。電力買い取り制度も充実した今、改めて考える必要があるのではないかと思いました。

都留市では、家中川の流れを利用しての小水力発電「元気くん」を視察しました。全部で3台ありますが、元気くん1号、2号は水車型のかなり大がかりなもので、急流の川ならではの発電です。しかし、今年3月に完成した「元気くん3号」は、小型で江戸川区でも応用できるのではないかと思いました。らせん形の水車を川の中に斜めに設置し、1mの落差を利用したものです。

東京都の施設ではありますが、江戸川区にある葛西水再生センターでも処理水を放流するときの落差を利用して小水力発電(マイクロ発電)をしています。年間発電量は一般家庭20数世帯分とのことです。発電総量はおおきくありませんが、いざという時に、地域で活用できるようにすることで、電力の地産地消にもなります。らせん形の水車を、区内のポンプ所で利用することはできないかと、考えながら、視察を終えました。

 

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