学校給食の放射線量は測定はしません!?

江戸川区議会定例会 区の姿勢

6月議会の質問が終わりました。
私は6月26日に質問をしました。1.放射能について、2.発達障がいについて、3.再生可能エネルギーについて の3点です。

1の放射能については、学校給食の食材の測定と消費者庁から借りた食材測定機器をもっと活用すること、危機管理についてと今後の土壌測定についてです。

区は消費者庁から借りた測定器で、3月から流通食品の放射線量を測っています。HPで公表していますが、3月には10日間で31品目、4,5月は4日間で10品目ずつです。何百万円もの予算をつけて、食材測定の機器を買った自治体もあるのです。空間放射線量を測る機器は、個人でも持つことはできますが、食品を測る機器はそうはいきません。食品の放射線量測定のニーズは高いのです。せっかく借りたこの機械、もっともっと活用するべきではないでしょうか?

学校給食を測ってほしいという要望に、流通している食品は安全だから測定の必要はないと区は言い続けてきました。同じ流通している食品を測定するなら、学校給食に使われるものと同じものを購入して、優先させて測ることもできるのに、かたくなにそれを拒む理由がわかりません。月曜日から金曜日まで毎日子どもたちが食べる給食を提供しているのは区なのです。放射能に関して、給食設置者としての責任を区はどう考えているのかという質問への答えは「どうしても食べたくないという子どもたちにはお弁当を許可しているし、最近は不安の声もそれほど聞かれなくなった」というとんちんかんな答えでした。不安の声があるとかないとかにかかわらず、責任をもって子どもたちに安全な給食を提供するのは当然のことです。

福祉健康委員会や教育委員会などに多くの陳情が出され、複数の会派からも議会質問で要望されているにも関わらず、区の姿勢がまったく変わらないのは残念でなりません。放射能測定をして、食材の安全性を区として確認する姿勢をみせてほしいと改めて強く要望しました。