第二葛西小学校視察      区内2番めの新校舎完成

 

文教委員会で改築した第二葛西小学校を視察しました。

小さい木のおうちのようなDEN

二葛西広場や中庭など自然の採光、通風を取り入れ、明るい校内、広い廊下など、新しい学校の工夫があちこちに見られました。低学年の教室は教室内にワークスペースがあり、机の上だけでなく広い床を使っても作業や活動ができるようになっています。ほかの学年も教室の扉を開放し、隣同士のクラスと合同授業や学年活動ができる充分なスペースを作ることもできますし、個別学習や習熟度に応じた少人数教室もありました。

特別支援学級の近くには、パニックを起こした時などに落ち着けるようDENが設けられています。DENとは、もともとは動物のねぐらを指すことばですが、転じて狭いが落ち着ける場所という意味で使われています。最近の学校にはときどき見られる空間です。木でできた小さいおうちのようで、子ども                   たちもほっと一息つけそうです。

最近の学校は省エネと災害対策の観点は欠かせません。屋上緑化や太陽光パネルの設置、パネルは20kWで教室24教室の灯りを賄うことができます。体育館倉庫の奥には備蓄品と蓄電池も設置されていました。プールの水は災害時には校内のトイレに供給できるようにしたり、火災時にはポンプ車の水源として消火活動に使うようにしたりと避難拠点としての役割も考えられています。

新しい学校で新学期を迎えた子どもたちの嬉しそうな様子と明るい挨拶に元気をもらいました。

 

ただ、第二葛西小学校と同時期に工事の始まった船堀小学校の工事は、いったん中断してしまい、完成が遅れてしまいました。船堀小学校の子どもたちにも、早くこのような笑顔が見られるようにと思わずにはいられませんでした。