ボランティアセンター、中央図書館について ~予算特別委員会質問③~
4月から公益財団法人になるボランティアセンター、指定管理者制度が導入される中央図書館、子ども未来館の平日昼間の活用について質問しました。
・ボランティアセンター公益財団法人化について
質問 ①今度、公益財団法人として民間になるボランティアセンターについて伺う。財団法人にすることによって、これまでと違うことは何か?
②今はNPO法人も登録しているが、活動の目的や趣旨は同じでも、運営形態は異なるNPOについての支援はどのようになるか?
答 ①これまで弱かった横のつながりを、民間の力を利用して、より一層ボランティア同士の連携が図れるようにしたい。
②NPOとボランティアとは、異なる。基本的にボランティア団体と個人の横の連携についてやっていきたい。
意見 私たちは、これまで、ボランティアセンターこそ民間の力を活用し、土日の開所、制服の廃止、窓口をなくすことなど、来所しやすいところとすべきだと提案してきた。民間組織として、公ではできなかったことを改善し、発展的なものにしてほしい。
また、NPO法人は指定管理者や業務委託など、公的な部分への参入もするなど、社会的にも重要な役割を果たしてきている。江戸川区にとっても、NPOが育つ環境を整え、地域貢献にもつながる活動を促進させることが有益なことになると考える。ぜひ、NPOへも支援を。
・中央図書館の運営について
質問 4月から区内すべての図書館に指定管理者が導入される。中央図書館には、地域図書館と違った中央図書館としての役割があると思うが、それは具体的に何だと考えているか?
答 中央図書館は規模は大きいが、地域図書館と同じ業務もしている。ほかに地域図書館との調整を図る役割がある。
質問 指定管理者の募集要項には、中央図書館の役割として17項目、地域図書館の役割として10項目が挙げられている。中央図書館としての業務には「区立図書館全館の業務運営作業に関する調整会議の事務局となること」「各館の図書館運営及び業務報告について江戸川区との連絡調整を行うこと」「図書館運営に際して指定管理者間の調整を行うこと」などがある。
区立図書館全館の業務運営作業に関する調整会議とはどういうものか?
答 図書館への要望や情報の交換など。日常業務に関するもの。
質問 図書館運営に際して指定管理者間の調整を行うことで、中央図書館の指定管理者であるTRCがイニシャティブを握ることにならないかと懸念する。地域図書館のバックアップをする役目の中央図書館が地域図書館の一部を受託している事業者と同じ事業者であることで、きちんとした中央図書館としての役割を果たせるのかは疑問に思うが、区としてはどう考えているか?
答 中央図書館が上で、他の館が下ということではないし、調整することはきちんとやるように引き継ぎも指導も区としてきちんと行っていく。区としてはまったく心配していない。
意見 私たちは、中央図書館は、地域図書館を束ねる中心となるべきであり、せめて中央図書館だけは区の直営で行うべきだと考えて、中央図書館の指定管理者導入には反対した経緯がある。
また、民間同士なのだから、力関係の大小が生じかねない、いわゆるパワーバランスの問題は事実としてあるのだから、今後長く続けていくにあたっては、区はチェック機能をきちんと果たすべき。
・子ども未来館 平日昼間の活用について
質問 以前から、プロジェクトがない平日の昼間の利用については課題があり、区も、小岩地区の小学校や親水緑道などへ出向き出前講座などでPRをしてきた。これだけの設備がある未来館の施設そのものを、区内の子どもたちに体験させてやりたい。
社会科見学の一環として、実際に未来館を訪問し、顕微鏡などの危惧がそろっている理科室のような部屋、図工室のようなモノづくりのできる部屋などを使うカリキュラムを組むことはできないものか?
答 現在、出前講座などで未来館のアピールをしている。教育委員会も絡んでくるので、連携が必要。
意見 未来館から、少人数のグループで実験ができるようなカリキュラムを何種類か用意して学校に提示して選べるようにすることで、学校としても行きやすくなる。公共交通機関を使って、ポニーランドと組み合わせてお弁当を持って1日出かけることも考えられる。ぜひ一考を。