小松川ニ中移転・平井ニ小統合 学校統合の区の姿勢
2月9日、前日の大雪で足元がひじょうにわるい日でしたが、小松川さくらホールでの活動報告会「それゆけタイム」で、小松川の中学校用地の問題と平井第二小学校の統合についての情報提供と意見交換をしました。
12月に清新町で報告会を開いたときにもわかったことでもありますが、地元の関係者、保護者に情報がいきわたっていないということを改めて認識することになりました。
来てくださった方々は、ほとんどが小松川の中学校用地がどうなるのかということに関心がある方々でした。無関心ではないその方々でも、2012年9月から開催されていた「小松川平井地区 中学校用地プロジェクト」(教育長、町会長・副会長、小松川一・二・三中校長、学校評議委員)も、その後連合町会ブロック長、各中学校のPTA役員などを加え、メンバーを拡充して広範囲に検討をしてきた「小松川平井地区 中学校用地プロジェクト」検討会(2013年1月より、2月、5月、7月、10月と計5回開催)のことも、ご存知ありませんでした。HPなどで情報収集されていたようですが、区のHPは決定された事柄を報告という形で掲載することがほとんどなので、小松川平井地区の中学校用地がどうなっているのかの経過を知ることはできなかったのです。
検討会では、現在の小松川二中を移転させるという案が地元の提案として一致した意見です。それなのに、参加者には小松川二小の保護者の方々がいらっしゃいましたが、まったく情報がいっていませんでした。2016年度から改築を始める中学校です、今の小学生とその保護者には影響のあることなのに、その方々に情報提供はされず、意見を聞く場もまったくないのです。
さらに、この報告会には平井ニ小でずっと校庭の芝生の手入れに携わっている地域の方もいらっしゃいましたが、「平井ニ小が平井南小に統合される」と決まっていることはご存知ありませんでした。今回の報告会で平井ニ小の統合についての素案について説明しましたが、区から地域の方々への情報提供はまったくないのが現状だそうです。
清新町での報告会のときにも、地元の方々への丁寧な説明がなされていないと思いましたが、小松川・平井地区でもまったく同じでした。小松川二中を移転することは、現PTAと関係地域だけの問題ではありません。実際に、用地のあるところは、現在は小松川一中の学区域(南端)です。京葉道路以南の、今は一中の学区域を二中に変更することを考えていることなども含め、これからニ中に通うことになる小学生の保護者への情報提供・意見収集がないのはおかしいですし、2007年から中学校用地として確保されそのままになっていた土地に住民の方々が寄せている関心の大きさを区はもっと認識すべきと考えます。平井ニ小の地域の方々への情報提供がないことも驚きでした。
本会議で、学校は子どもたちの教育の場であると同時に、避難所や地域のコミュニティ創設の場としての役割も担っている地域の財産なのだから、学校統合については全区的に議論するべきだと区の姿勢を問いました。移転する学校についても同じことが言えます。当該校とその町・自治会役員だけでは情報は行きわたらないのです。住民の意見を反映するために、これからも提案をしていきます。ご意見・ご提案がありましたら、江戸川ネットまでお寄せください。