1日保育の学童登録の補食は不採択、学力テストは公表の方向で        ~教育委員会会議傍聴報告~

2014年5月30日 14時28分 | カテゴリー: 活動報告

5月27日(火)教育委員会の会議を傍聴しました。いくつかの議案のうち補食に関する陳情と学力テストの結果の公表について報告します。

「すくすくスクール一日育成日に補食を持参できるよう配慮を求める陳情」は審議するというより、昨年度、夏季休業中に補食を求める陳情が複数出されたことに関して議論を尽くして不採択にした経過があることを理由に、同様の趣旨で不採択ということになりました。今回の陳情は夏休みだけでなく1日すくすくスクールで過ごさなければならない場合に、9時~18時までお昼にお弁当を食べた後は、水だけで過ごすことになる子どもたちへの配慮を求めている陳情です。陳情には、子どもたちや保護者からの情報として、何ら問題はないという教育委員会の認識とは異なる実態も列記されていました。「トイレで飴をなめている子がいた」「おなかがすいたと先生に言ったら、『我慢して』と言われた」とか、1日保育の日には「お弁当を2つ持ってきて、2回に分けて食べる子がいた」「すくすくスクールに参加していない友達から、学校の金網越しにお菓子をもらって先生に見つかった」など、具体的な例が挙げられていました。昨年度審議をつくしたからと簡単に不採択にしてしまってよいものか、違う観点での議論はできなかったのかと疑問に思いました。

教育委員会から「身体の大きなお子さんで夕方までもたないということで、個別に相談のあった事例がある。体調的なこともあり、特例的に認めた。」という答弁があり、会議後、教育委員会に確認したところ、高学年のお子さんで、保護者の責任において、学校の外にいったん出て、補食を摂りまた戻って18時まですくすくスクールで過ごした例が昨年度あった、ということでした。今年度はそのお子さんは一般登録になったとのことです。この個別に相談に応じたという事例の紹介があり、教育委員の会議では「個別に対応するということで不採択とする」と結論づけたのですが、個別対応するということは、分け隔てすることはよくない、食べる子・食べない子がいるのは不公平だと、補食を廃止するひとつの理由としてこれまであげてきたことと矛盾するのではないでしょうか?

学力テストについて、結果の公表が可能であるという「できる規定」に変更されたことを受けて、江戸川区ではどのように行っていくかの検討がなされました。教育委員会としては、区全体の正答率や生徒数の分布など校名を出さずに公表すること、各校の結果は各学校で公表することを期待するなどという表現で働きかけることなどが検討されました。校長会では公表する方向で話が進んでいるという報告がありました。教育委員会が各校個別の結果を公表することはしないということになりました。昨年9月、静岡県知事が全国平均を上回った学校の校長名を知事の責任で公表しましたが、点数にだけとらわれて、学力や学習状況の把握・分析をして、教育施策の課題の把握や改善に向けるという本来の目的がおろそかになってしまわないようにしなければなりません。