箱根駅伝で活躍した江戸川の選手

地域で育てたランナーたち

臨海町から江戸川陸上競技場方向を見る
臨海町から江戸川陸上競技場方向を見る
今年の箱根駅伝は、早稲田大学が18年ぶりの総合優勝を果たしました。お正月の大イベントとして、駅伝の中継は大勢の方が見ていたことと思います。今年は、3人の江戸川区に関係する選手が出場していました。1区で飛び出しトップで走りぬいた早稲田大学1年の大迫くん、8区を走った早稲田4年の北爪くん、同じく8区を走った日体大4年の筱嵜くんの3人です。
 この3人は、江戸川区の清新JACというグループに所属していた子どもたちです。清新JACはもともと、走ることが好きな子どもたちを、あるお父さんが一緒に走って指導してくれたことから始まりました。賛同する保護者が加わり、江戸川陸上競技場や荒川土手で走るようになりました。子どもたちを、ほめてのびのび楽しく走らせて、お父さん・お母さんたちも一緒に走る、そんなアットホームな地域のグループです。このグループから、箱根で走る子どもたちが出て、指導したお父さんたちは、ほんとうにうれしくて胸にこみ上げてくるものがあったそうです。私事になりますが、議員になる前は私も息子もこのグループで走っていました。知っている子どもたちが活躍しているのを見て、私もたいへんうれしかったです。この3人は、今、このグループで走っている子どもたちに夢を与えてくれ、大きな励みになりました。
江戸川区の地域力は定評のあるところですが、そのなかでも葛西地区は、若く、たいへん活気のある元気なまちです。外で元気に遊んでいる子どもたちを、この葛西地区ではよく見かけます。そういう子どもたちをみていると、自然と口元がほころんできます。この子どもたちが夢をもてる地域をつくることが、私たち大人の大事な役目のひとつなのだと箱根駅伝のうれしいニュースからつくづく感じさせられました。