素人の議員は信用しません。 決算特別委員会 土木費審査にて
「申し訳ないけど、新村委員は信用してません。」区長の委員会での発言です。
スーパー堤防事業と一体化した区画整理事業が進められている、北小岩1丁目東部地区の審査において、「わずか1.4haの土地に、莫大なお金と時間をかけて、盛土までして、スーパー堤防を作ることの必要性を住民は納得できるはずがないと思う。悠長に時間とお金をかけて、スーパー堤防に固執するよりも、今、区が行っている緩傾斜堤防などの工事を完成させて強固にしていくことの方がだいじだ。」という意見を述べました。
すぐ区長が手を挙げ「新村委員さんは、失礼ですけれども、専門家じゃないんです。私は専門家の方を信用します。・・・(中略)・・・すぐにはできないけれども、できるときに、できるところをやっていくという努力を続けていくということが必要で、考え方は区として変わりありませんから、これからも続けていくと、こういうことです。だから、申しわけないけど、新村委員のことは信用してません。」
最後のひと言は、決算特別委員会という重要な公の場で、ひじょうに影響力のある立場にいる区長が、一議員に対して言うことばではないと思っています。
スーパー堤防に関しては、ここ何年か、私たちも専門家の話を聞き、当該住民の話を聞き、あちこちの現場も視察し、学習会を重ねてきました。スーパー堤防に限らず、私は議員として、住民の声を行政につなぐために、現場の声を聞き、専門家ともつながり、充分な調査研究を重ねて、本会議や委員会に臨んでいるのです。
区の施策について、よいものは進め、そうではないと判断したときには、その意見をぶつけることも議会の役目だと考えます。たとえ少数の意見であっても、区の意にそぐわないものだったとしても真摯に耳を傾け、意見には意見をもって対応していただきたいと心から願うものです。耳触りのよい事ばかりを聞くのでは、二元代表制の地方政治は成立しません。一議員の人格を否定するような区長のことばは撤回してほしいものです。
*17日、決算特別委員会総括意見の中で述べた区長への反論はこちらから。