日頃、清新町緑道の清掃・手入れしている、地元の、緑のボランティアグループ「木の実会」と江戸川区土木部保全課街路樹係が主催したヤマモモの収穫祭に参加しました。
まず、専門家の方が長いさおのようなもので、高い枝からヤマモモを揺すって、ブルーシートの上に落としてくれました。シートに上がると、どうしても踏んでしまって、つぶれてべたべたになってしまうので、子どもたちはシートのまわりで待機。バラバラと音を立てて落ちてくる実をじっと見ていましたが、ひとたび「集めていいよ」と許可が出ると、わいわいと賑やかに、払い落とされたヤマモモの実をバケツに拾い集めていました。収穫した実は、きれいに洗ってお土産になりました。
ヤマモモでジャムやヤマモモ酒やジュース、漬物(!)も作れるそうです。洗った実をみんなで試食し、ボランティアの方が作ってくださったジャムをのせたクラッカーをいただきました。
区の土木課街路樹係の方から話を伺って初めて知ったのですが、ヤマモモの実は私たちが採ってもいいものだそうです。公にPRはしていないのですが、問い合わせがあった場合に「常識の範囲でどうぞ。」と答えているとのことでした。区内の街路樹で実のなる木はヤマモモやイチョウ、トチノキなどがありますが、イチョウやトチノキは硬いので怪我をすることのないように、実がなると落として「ご自由にお持ちください」と入れ物に入れて置いておくこともあるそうです。また、公園には、柿やミカン、カリンなども植えられていますが、これらについての問い合わせには「1、2個ならいいですよ。」と答えているとのこと。
江戸川区内には約5万7000本の街路樹があります。どの地域にどんな樹木を植えるかは、特に決まっておらず、都市計画道路などの住民説明の際、どんな木がいいかと聞いたりもするそうです。最近はハナミズキなどの春先に花の咲く木を希望する方が多いそうです。公園の木も街路樹も区民みんなの木です。見て楽しむ方もいらっしゃるので、大量に採ることは、やっぱり避けるべきだと思いますが、いちど食べられる分だけ採って試してみるのもいいかもしれませんね。