2日目は分科会に分かれて、午前中フィールドワーク、午後からは分科会ごとのパネルディスカッションでした。気候特性や、CO2削減、石けんなど環境に関する12もの分科会のうち、私が出席したのはフードマイレージや自給率、食育を考える分科会でした。
フィールドワークでは初めて棚田を見ました。実際に畦道を歩きながら、高齢化や後継者、減反政策など多くの問題をかかえて米作りをしているという話を聞きました。また、もち米をつかった伝統的な郷土食の「笹巻き」を作っている工場も見学しました。次世代に受け継いでもらおうと「笹巻きサミット」も開催されているそうです。
5人のパネリストのお話は、地産地消に関係した「その地域の在来作物の保全と利用」であったり、「食糧自給率の向上のための実践例」や「子どもたちに食料の輸入が意味することを教え、食の問題を考えてもらう出前授業の話」であったりしました。
農産物にかかる環境負荷は輸送のみに関係しているフードマイレージだけでなく、生産には機械や肥料・農薬など、流通には包装資材・貯蔵保管、消費には保存・調理・廃棄などそれぞれの段階で様々な環境負荷があるということに改めて気づかされました。
参加者には、マイカップやマイ箸持参が義務づけられていたのも、この環境会議ではならのことでした。プラスチックごみのリサイクルや小学校での石けん使用などを取り入れている江戸川区も、この環境会議の自治体会員として参加することを考えてほしいと思いました。
環境自治体会議への参加を江戸川区にも提案していきましょう。