2013年の始まりは・・・

恒例の新年賀詞交歓会で、2013年も幕をあけました。

今年は、区長と「高齢社会をよくする女性の会」理事長で評論家の樋口恵子さんとの対談のビデオで始まりました。今後高齢化社会が急速に進むにあたって、介護や病気に対してのケアの確立、そして高齢者が元気を保つため、何らかの形で社会参加する多様な場をつくることの2本の柱が重要になるという話でした。区長は江戸川区のシルバー人材センターの「お助け隊」(電球の取替えや、ちょっとした大工仕事などのお手伝い。おおむね1時間程度の作業で1回300円)やリズム運動などの施策を紹介していましたが、樋口さんの「歩いて買いもの、近くに仲間、ちょっと稼げる仕事があって、これが本当の介護予防」ということばは、これからの介護予防施策のあり方をうまく言い表していると思いました。女性ジャーナリストの草分けとして仕事を始められた方なので、もう少し、男女平等社会に向けた考え方も聞きたかったところです。

式典での区長挨拶は、驚いたことに、昨年末の選挙の話から始まりました。来賓の平沢勝栄衆議院議員を全国的にすばらしい活躍をしている有名人と褒め、今回初当選した大西英男衆議院議員を、江戸川区のためにいろいろやってくださることを期待すると2人を紹介し、さらに「昨年はこの壇上に4人も国会議員がいました。(民主党3人と平沢議員)今年は2人になってすっきりしました。」と話したのです。この交歓会は、区長名と区議会議長名で招待状を出しています。区議会は自民党だけではありませんし、一自治体の長である区長の新年の挨拶としては、疑問を感じざるを得ませんでした。偏りのない区政運営を望むものです。