放射線の測定調査

会派で、葛西南部数か所を測定しました。

18日、私が所属する会派「民主・ネット・えどがわ」で放射線の測定を行いました。場所は、臨海球技場、葛西臨海公園、なぎさポニーランド付近です。それぞれ、地表0mと1mのところで、5分ほど数値が安定するまで待って計測しました。

臨海球技場では、競技をしている金網の外側と少年野球をやっている芝生の上の2ヵ所でで計測しました。どちらも地表0mのところで0.17μSv、1mのところで0.16μSvでした。
葛西臨海公園の砂浜では、0m地点で0.11μSv、1mの地点で0.10μSvでした。砂浜は波があって、そのつど流されるため比較的低い数値になるのかもしれません。

驚いたのは、樹木のそばです。臨海公園でもなぎさポニーランド近くの公園でも数値が上がっていき、臨海公園では0.28μSvを超えたあたりから、めまぐるしく数値が変わり始めました。なぎさでも、0.57μSvまで数値が上がりましたが、その後は数値が定まらず上がったり下がったりという結果でした。
芝生や、林の中など放射能がたまりやすいとはいわれていますが、計ってみると確かにほかのところで計るよりは数値が高く出る傾向があるようです。
測定に関しては、器機を正しく使う(ビニールに入れるなど直接物に触れさせない)、数回図って平均値を出す、ひとつの機種ではなくいくつかの機種で測定するなど、なるべく正確な数値を拾うことが求められます。今回は、会派で測定器(DoseRAE2 アメリカ製)を借りて、限られた時間の中での実測でしたが、テレビで報道されていたような高い数値の場所はありませんでした。しかし、0.10〜0.20μSvは、決して低い数値ではありません。これに、食物や呼吸で体内に入る線量も考えなければなりません。

臨海球技場にいた保護者の方は、子どもたちにここで野球やサッカーをやらせてもいいのかと思いながら、どこでやっても放射能を避けることはできないし、かといって子どもたちを建物の中で過ごさせることもできないし、どうしたらよいかと思いつつ練習させているとのことでした。臨海球技場は野球場4面、サッカー場2面、フットサルコートなどがあります。
早急に子どもが集う場所の放射線量は確実にきめ細やかな測定をして市民に公表し、高い線量が出た場所には子どもを近づけない対処し、また除染を行い、子どもたちの安全を守るべきです。

江戸川区独自の測定を引き続き要求していくとともに、江戸川ネットでも測定器を購入したので、今後も市民レベルでの測定を公園や広場などで行い、数値を公表していきます。
また。原発から自然エネルギーへのシフトを何としても実現させなければいけません。