学童登録児童 補食について    6月議会での質問②

2013年6月27日 16時13分 | カテゴリー: 活動報告

2問めの質問は、4月から廃止になった「すくすくスクール」学童登録児童の補食についてをメインに、学童登録児童の区の考え方を聞きました。答弁からわかったことは「学童登録と一般登録の児童は分け隔てのないように」という考えが根本にあることがわかりました。しかし、そもそも学童の子どもたちは、一般登録の子どもたちとは違うのです。帰宅しても、両親が働きに出ていて誰もいないのだから、学童クラブが必要だったわけで「すくすくスクール」に含まれた現在でも、その機能は変わらないというのであれば、一般登録の子どもたちとは違う対応があってしかるべきだと考えます。以下、質問と答弁を記します。

質問 2015年度から本格的スタートが予定されている「子ども・子育て支援新制度」において放課後児童健全育成事業の設備運営基準について、条例で定めることになっています。これに関連して、区のすくすくスクール学童登録児童の考え方をお聞きします。 

まず、今回の事業見直しによって、廃止されたすくすくスクール学童登録児童の補食について伺います。現在、小学校の低学年の子どもたちは、12時半に給食を食べてから、夕方6時に学校を出て帰宅するまで、水だけで過ごしています。予算でついていた熱中症対策の6月の麦茶の予算もなくなりました。

学童登録の児童に生活の場を提供することが、放課後児童健全育成事業の目的であり、食という観点はだいじだと考えます。まず1つ目、①区が、就学援助の必要な家庭などには助成までつけて、これまで補食を続けてきたのはどうしてなのか、その理由をお聞きします

 教育委員会は、補食を希望している保護者に、今年1月23日付で「すくすくスクールにおける補食の廃止について」という通知を出しました。この通知については、具体的に現状とは異なる点があるので、指摘させていただきます。まず、補食を希望している児童は全児童(24,548人)の5.6%(1,375人)とありますが、分母は学童登録の児童数(3,860人)にするべきで、そうすると学童登録の児童のうち約36%が補食を希望していることになります。②5.6%という数字を挙げることで、補食を希望している児童が非常に少ないという誤解を生じると考えますが、これについては改めて説明を求めます。

 次に、「児童の一日に必要な摂取カロリーは三食の食事で充分に摂れる」とありますが、小学校で給食にかける時間は15分からせいぜい20分程度。すべての子どもが、給食の時間内でおなかいっぱい食べられるほど元気な子どもばかりではありません。1度にそれほど量を食べられない子どももいます。低学年では特にその傾向があるのです。

 通知の最後には「遊びや学びを中断することなく下校時間まで参加していただくことを大切にし」とありますが、一般登録の子どもたちはそれでよいのですが、学童登録の子どもたちに、のんびりした休憩の時間もないままでは生活の場を提供することにはならないのではないでしょうか。

 ③3つ目の質問は、この補食を廃止するという通知を出すにあたって、当該保護者の意見は取り入れたのか、取り入れたとすれば、どのような形で取り入れたのかをお聞きします。

 児童たちにとっては、みんなで準備をし、同じテーブルに座って、みんなで食べる補食は楽しみのひとつであり、ほっとするひとときをもたらし、精神的安定に一役かっている現状があります。補食がなくなった今、夕方4時半くらいになると「先生おなかすいたぁ」と低学年の子どもたちは言うようになりました。小さい子どもたちにはありがちなことですが、集中力が途切れてきて機嫌のわるくなる子どもも出てきています。どんなに抱っこして本を読み聞かせても、紙芝居を読んだり、クイズをしたりしても、物理的空腹感は満たせません。④4番目の質問です。補食がなくなった後の影響について、区は現場の声を聞いているのでしょうか?それはどのようなものでしょうか?

  最後に、これまでの具体的な質問を踏まえて、⑤放課後児童健全育成事業における区として子どもたちに提供する「生活の場」ということを、どう考えているのかお聞きします。

答弁:浅野教育長 ①補食を続けてきたのは、すくすくスクール開始時におやつはこれまで通り続けてほしいという声が多かったため。②学童も一般登録も統合したので、数字に問題はない。③保護者の声を直接聞いたということはない。学童担当の職員に聞き取りした。④現在、特に影響は出ていない。充実した時間を過ごしている。⑤一般の子どもたちと過ごせる環境をを整え、社会生活を学ぶ場を作っている。

意見 いわゆる「保育に欠ける」学童登録児童と一般登録児童は、おかれている環境が違うということを理解するべき。補食についても、学童登録の保護者の声を聞いて、きちんと相談に応じるべき。