区立幼稚園の廃園について

2011年11月9日 20時56分 | カテゴリー: 活動報告

決算特別委員会の教育費と最終日総括で質問しました

江戸川区で初めて、区立幼稚園の廃園が決定されたのは、2005年4月の松江幼稚園でした。当時の説明では、老朽化した都営小松川母子アパートの1階にあった東小松川保育園の代替施設として、どうしても必要なため、やむをえないということでした。

また、小岩第一幼稚園も、一昨年度廃園という説明がありました。議会での議決はこれから(第4回定例会)なのですが、議決事項であるにもかかわらず、議会への説明は後回しになった経緯があります。区は2009年度入園希望者が女児のみ9人であったことから、分析を開始し、夏休みに廃園について保護者へ説明、すぐその秋の区立幼稚園募集時に「広報えどがわ」で、小岩第一幼稚園の新規募集はしないと掲載されました。

今回の鹿本幼稚園に関しても、9月6日に、緊急保護者会が開かれ、教育委員会から閉園の説明があり、議会に対しては、そのあとの9月16日の文教委員会での説明となりました。入園を予定している未就園児の会の保護者、地域住民への説明が不十分だったために、10月6日再度説明会が行なわれました。保護者の方々にしてみれば、9月6日に突然閉園しますと告げられたわけで、松江幼稚園、小岩第一幼稚園の時から、区のやり方はまったく変わっていません。鹿本幼稚園には、登録している未就園児が200名もいるということです。今後について、利用者である保護者、地域の方々を交えて、どのようにしていくかの協議をしていくこともできたのではないかと考えます。

これに対して区の答弁は、もともと江戸川区は、私立幼稚園に依存してきた経緯があり、子どもの数が減ってきているので、先に区立幼稚園を閉園していく考えだとのことでした。

区は、幼稚園教員については2003年から退職者不補充なのですから、職員が不足し、廃園していかなければならないことはわかっていたはずです。それを、保育施設への転用などと理由をつけたり、夏休みに突然通告したりと、とても保護者の立場にたっているとは思えません。

私立幼稚園は、同じ幼稚園であっても、民間の事業者であり、入園する園児を選ぶことができます。区もその増加を認識している発達障がい児の私立幼稚園での受け入れは、現状では、ほとんど進んでいません。今の鹿本幼稚園には、中央育成室が併設され、発達障がい児と、いわゆる健常児とが自然に交流することで、お互いによい影響を与え合っているといいます。そのような子どもの受け入れや経済状況が困難な家庭の子どもの受け入れについて、公には公として果たすべきことがあるのではないかと思います。障がいのある子どもたち、養育困難な家庭の存在を考えると、セーフティネットとして区立幼稚園を残すことが、ぜひとも必要だと意見を述べました。