ごみ問題への若い人たちの視点

2010年8月18日 11時34分 | カテゴリー: 活動報告

第15回とことん討論会に参加して

 年に1度、ごみ問題に関心のある人たちが集まって、住民、行政、事業者がそれぞれの立場で情報を共有し、意見交換を行なっている討論会に参加しました。
 今回は、「3R(リデュース 減らす・ リユース 繰り返し使う・ リサイクル 再資源にする)から2R(リデュースとリユース)へ」がテーマでした。基調講演のあとの分科会で第1分科会の‘ 学ぼう!「ごみゼロをめざす若き挑戦者たち」’というテーマに惹かれ、若い方たちの取り組み、視点から学ぶことはたくさんありそうだと、この分科会に参加しました。プレゼンテーションでは「国際青年環境NGO A SEED JAPAN」「xChange プロジェクト」「ナマケモノ倶楽部」「TOKYO油田2017プロジェクト」の4団体がそれぞれの活動を発表してくれました。
 「A SEED JAPAN」は1992年のリオデジャネイロサミットに青年の声を届けるために集まった青年たちが始めたNGOです。現在、世界5地域で活動しています。日本では、環境問題をわかりやすく伝えるために、参加型の環境イベントや使い捨ての紙コップや紙皿を使わないエコライブを開催し、若者への啓発活動をしています。
 「xChange」はおしゃれな古着交換会と銘打ったイベントを開き、着なくなった服を持ち込んで、代わりに気に入ったものがあれば持ち帰るという、いわゆる物々交換です。フリーマーケットとは違い、値札ではなく「思い出やメッセージ」を書いたエピソードタグを持ち込む服につけます。「もの」だけでなく「心」も持ち帰ってもらおうというものです。
 「ナマケモノ倶楽部」はナマケモノの生息するエクアドルへの支援とスローライフを提唱しています。「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人でもあります。
 「東京油田プロジェクト」は家庭から出る天ぷら油を回収し、せっけんや車の燃料などに再利用しています。
 若い人たちの視点だなぁと感じさせられたのは、それぞれの団体がうまくメディアを利用していることです。環境雑誌に自分たちのイベントの記事を掲載する、Webで情報を発信する、ラジオ局と連携するなどして、イベントに大勢の参加者を集めています。
 なかでも「xChange プロジェクト」は、物々交換はおしゃれに、ということで、品物をディスプレイする空間も単なるブルーシートではなく、廃材などを利用してお店のようなデザインをしています。そこに、さりげなく「Tシャツ1枚作るのに、大さじ3杯の農薬が使われています」とか「綿花は農作物のなかで、いちばん多く水を必要とする植物である」などと書いた看板やメッセージを置くのです。押し付けられることを嫌がる若い世代の人たちも、おしゃれな場所で物々交換をしながら見るメッセージには抵抗感がないそうです。
 発表後に、5,6人ずつの小さなグループに分かれて、それぞれ「2Rについて」話し合ったのですが、それは「ワールドカフェ」という手法でした。「ワールドカフェ」とは、いわゆる会議や討論会とは違って、カフェのようなリラックスした空間で対話することによって、よりオープンな意見や創造性が発揮できる場にしようというものです。いただいたおせんべいを食べながら、5人ほどで楽しい2R談義ができました。「自分たちが楽しんでやる」ことをコンセプトにして活動している若い人たちの話を聞いて元気をもらった分科会でした。
 「ワールドカフェ」の手法は、私たちの活動のなかでも使えそうです。