「緑のカーテン」で環境教育

「子ども未来館」での実験

5月13日 文教委員会で「子ども未来館」へ視察に行きました。

4月29日に篠崎にオープンした子どもたちのための施設で、1階が「子ども図書館」2階が「子どもアカデミー」になっています。図書の貸し出し冊数は、開館以来2週間で11,500冊とたいへん多くなっています。お話し会や人形劇などの活動もあるそうです。「休みの日におとうさんが子どもをひざに乗せて、本を読んで聞かせているところはたいへんほほえましい」と図書館の職員の方が話してくれました。科学アカデミーは、大きなスクリーンでの映画会ができるホールのような部屋や1人1台使える顕微鏡が用意されている実験室など、子どもたちの知的好奇心を刺激し、「調べてみよう」「やってみよう」という活動をうながすものになっています。屋上には雨水利用の菜園や風力発電、太陽光発電のパネルなど環境教育に利用できる施設もあります。風力、太陽光で一般家庭2軒分の電気をまかなうだけの電力が得られるということでした。

予算委員会で、「環境教育ができる施設なのだから、ぜひ「緑のカーテン」の設置を」と要望したことが実現していました。2つの部屋の片方だけにゴーヤで「緑のカーテン」を作り、カーテンのない部屋との温度を比較させる実験をするそうです。区民ティーチャーとしてサポートする方も多くいるので、収穫したゴーヤを使って料理教室なども開きたいということでした。

交通の便がよくないこともあって、今のところ「子どもアカデミー」のイベントは週末や夏休みなどに限られています。せっかくのこの施設、江戸川区の子どもたちが分け隔てなく利用できるよう、課外授業などのプログラムを立て、ウィークデーの使い方を充実させていきたいものです。