庁舎移転に区民の参加は?       第4回定例本会議報告②

2014年12月3日 12時58分 | カテゴリー: 活動報告

2番目に質問したのは、前回の定例本会議で特別委員会も設置された庁舎の移転に関して、区民の声をどのように反映させていくのかを質問しました。

区民参画について伺います。

これまで、私たち生活者ネットワークは、区民と区との協働を謳う江戸川区において計画段階からの区民参加と情報提供の必要性を訴えてきました。今回、公共施設の建て替え、跡地の利用について、昨日も取り上げられた庁舎移転と関連させて質問させていただきます。

庁舎移転に関しては議会や委員会で取り上げられ、議会だよりにも「庁舎移転問題検討特別委員会が設置」されたことが掲載されています。

区も、「公共施設のあり方懇話会」で、区民の方も参加して区内の公共施設全般にわたって意見交換の場を設けましたが、議論の内容について、広く区民に伝わる状況にはありません。

すでに庁舎を建て替えた他の自治体のなかには、検討会の議事録をホームページで公開、さらにパソコンと縁のない方のために、簡単な経過状況を伝えるチラシを作り、町会・自治会の掲示板に貼りだしたり、住民が行政と連携し、検討会の内容を盛り込んだニュース「新庁舎検討会だより」を作成したりして、情報提供をしたところもあります。区民がいちばん情報を得ている広報えどがわも活用し、重層的な区からの情報提供が必要と考えますが、①今後、区民に向けて区からの情報提供はどのようにしていくおつもりかお聞かせください。

庁舎に関しては、現在は移転する、しない、もし移転するとすればどこが適当かという検討が議会で始まったところですが、庁舎の建て替えは区にとっても区民にとっても初めてのことです。仮に、移転した場合、その跡地をどうするかも重要なことであり、ここでも区民の意見を反映させる必要があります。ただ、今の「公共施設のあり方懇話会」には、公募の委員は含まれず、顔ぶれはあまり変わらないという現状があります。跡地に関しては、全区的に広く意見を求めることも必要ですが、加えて、まちづくりの視点が重要です。現地で生活したり、営業したりしている商店会や町会・周辺住民の方々の意見もしっかりと反映されなければなりません。②跡地利用と周辺のまちづくりについての区民参画について、区は具体的にどう考えておられるのか、お考えをお聞かせください。 

区長  住民参加をどういう形で行うかということは、案件、状況、みなさまの意識や願望の問題、いろいろあるので、一概にこういうことをやればいいということがあるわけではない。確かに庁舎問題は大事業で、区民のみなさまに深く関わる問題だから、最大限、みなさまの合意というか納得というか、それを超えて「本当に良かった」と満足感をもっていただくようなものにならなければいけない。そこへもっていくための参加方式はいろんな段階でいろんなレベルである。今こういう形でやると明言できないが、例えば懇話会では、大方のご意向を承る。議事録を全部住民に知らせることはあまり現実的ではない。憶測が飛び交っても、誤解があっても困る。その場限りの大方の意向を私たち(行政)が知りうる機会としてやっている。

もっと具体的な問題として高められていけば、知らせる中身も深さも広さも変わってくる。もし、移転した場合、跡地をどうするかということは、この付近の方々にとって重要な問題。「死活問題だ」と考えられる方もいるだろうし、それはそれで丁寧に進め、跡はどうするということを、願望を含めてやっていかなければならない。

どういう庁舎を作るかということについても、いろんな意見や願望が寄せられると思う。100%はかなえられないと思うが、そこに参画した人が「これでよかった」とのちのち思ってもらえるようなものにしなければいけないので、段階に応じて丁寧に進めていく。

白紙から出発して、なるべく多くの最大限の話を承りながら、私どもの考えも研究もあるし、みなさま方のご意見もあるだろうし、いろいろ区民の方々のご意見もあるだろう。そういうことを合理的に形成して積み重ねていきたいと思っている。 

意見  庁舎移転については、すでに移転を経験した他の自治体では、広報紙で庁舎移転について、特集号を作成、「区民の皆さんのご意見をお寄せください」と、切り取って意見を書けるアンケートを兼ねたミニレターを掲載、広く区民から意見を募集したところもあります。庁舎移転は、広く区民の関心事です。住民参画の意識を高めるためにも、これまでの住民参画に加えていろいろな手法で重層的に区民の声を反映させることをぜひお願いします。