子宮頸がんワクチンについて   6月議会での質問①

2013年6月18日 13時25分 | カテゴリー: 活動報告

6月13日本会議で子宮頸がんワクチンについて質問しました。翌14日、厚生労働省の予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の合同会議で、子宮頚がんワクチンの予防接種について、積極的勧奨を差し控えるという結論が出されました。

これまでも、あまりの副反応の多さから、生活者ネットワークは、厚生労働省に、安全性が確認されるまで、予防接種事業の中断および中止を求める要請をしました。今回はそれに基づいての質問でした。以下質問文と答弁を掲載します。(青字部分が質問です。)

杉並区で、2010年10月、このワクチンを接種した中学2年生の女子生徒に、歩行障害や計算能力の低下といった副反応が起こり、1年以上学校に通うことができずにいたことが発覚しました。この報道がきっかけで、全国から被害者の声が挙がり今年3月「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」が発足しました。「被害者連絡会」は、厚生労働大臣に「ワクチン接種の中止」を、文部科学大臣に「副反応によって義務教育が受けられない生徒の実態調査」を求めて要請文を提出しました。

子宮頸がんワクチンの副反応で驚くべきは、その発生率の高さです。厚生労働省によると、インフルエンザワクチンによって重篤な副反応を生じる確率はおよそ100万人に2.2人ですが、子宮頸がんワクチンの場合その確率は、ワクチンの一つである「ガーダシル」では52.6人で24倍、「サーバリックス」では何と100万人に114.7人と、52倍にもなっています。症状も様々で、厚生労働省に報告された症例を見ただけでも、失神、意識レベルの低下、痙攣、歩行障害、ギランバレー症候群、全身性エリテマトーデス、呼吸困難などのアナフィラキシー症状、計算能力の低下、肝機能障害など多岐にわたっています。

子宮頸がんを引き起こす原因となっているヒトパピローマウイルスは、性交渉の経験のある人であれば男女を問わず感染するもので、150種類以上のタイプがあります。この中で「高リスク型」と呼ばれるがんの原因となるものは約15種類。現在子宮頸がん予防ワクチンとして使われている「サーバリックス」と「ガーダシル」は、この中の16型と18型のウィルスにしか効果がありません。このウィルスは子宮頸がん患者の5割~7割で発見されていますが、あくまで子宮頸がん患者での数字であり、健康な女性がり患する感染率は16型で0.5%、18型0.2%です。さらにその9割は一般の免疫力で体外に排除され健康な細胞に戻るのです。しかも検診では前がん状態で見つかるので、手術によって完治することがほとんどであることから、ワクチンの接種に関して疑問視する声も専門家から出されています。

このような状況下での自治体の接種勧奨については、十分な配慮が必要だと考え、以下質問いたします。

①  まず、厚生労働省も医療的データを集めて早急に実態把握をするとしておりますが、区に、ワクチン接種に関する相談窓口を置き、本人や保護者からの相談に応じるとともに、ワクチン接種後の実態把握ができる体制をとることを要望します。

②  さらに、本人と保護者が接種を受けるかどうかを判断するに足る、客観的情報を提供することが不可欠です。当事者に配布する通知に、正確な予防効果や副反応の可能性を分かりやすく記載することは勿論ですが、接種時に医師からもきちんとした説明を受けられるよう、医療機関に要請すべきと考えますが如何でしょうか。

③  最後に、自分の身体は自分で守るリプロダクティブの視点で、中学校の保健体育の時間などを利用して、子宮頸がんとこのワクチンについて、リスクも含めて考える時間を持つことを提案します。

健康部長の答弁 : ①予防接種法が改正されて、医師は副反応について厚生労働省に報告することになった。 ②接種のお知らせに正確な情報を載せている。HPでも副反応についてもきちんと載せている。 教育長の答弁 : ③子宮頸がんに特化しての保険の事業については今のところ考えていない。

意見 : ①医師から国に報告がいって、それが自治体に降りてくるのを待つのではなく、医師会と連携して、区独自で把握するべき。 ②お知らせはB4の用紙に細かい字でびっしり書かれたもの。もっとわかりやすく、接種するかしないかは自分たちで決められることを明記するべき。HPはなかなかたどり着けない。もっとわかるようにしてほしい。