「子育てひろば」と一時あずかりの民間委託

2011年9月18日 22時59分 | カテゴリー: 活動報告

東陽「みずべ」を視察して

廊下の隅を利用した絵本コーナー
廊下の隅を利用した絵本コーナー
14日(水)、子育て・教育力向上特別委員会で、おとなり江東区の、子ども家庭支援センター事業を視察してきました。江東区には、5ヵ所の「子ども家庭支援センター」があり、そこで「子育てひろば」「子育て相談」「各種講座」「子育てボランティア養成講座」「リフレッシュひととき保育」などの事業を行っています。受託しているのは、社会福祉法人 雲柱社です。視察したのは、5ヵ所のセンターのなかの東陽町にある施設 東陽「みずべ」です。ほかに、大島、深川、南砂、豊洲、にあり、南砂「みずべ」では、虐待ホットラインを開設しています。

印象に残ったのは、この「子育てひろば」で一時預かり事業もしていることです。3時間まで、登録も必要ですが、1時間500円、いつもおかあさんと遊びに来ている施設で、理由のいかんを問わず、預かってもらえます。美容院に行く、リフレッシュのために映画に行く、家の掃除など理由はさまざまです。保護者にとっての気分転換になるだけでなく、その子にとっても、少しの間でも親とは別の大人と接する、また親のいないところでの集団の中で過ごす経験は、いつもと違う体験ができる時間になっています。このひととき保育の見守りのために、雲柱社では、8回連続の講座を開き、子ども家庭支援士を養成しています。

江戸川区にも、「子育てひろば」は20ヵ所ありますが、親子で遊ぶこと、保護者の情報交換などが主体です。江東区と違い、相談事業は別に行なわれています。一時預かりも、南篠崎、葛西のひろばで行っています。ただ、「ひろば事業」で行っているというより、ファミリーサポートの方が「ひろば」の場所を借りて、登録しているお子さんの見守りをするという方式です。保育園でも、一時保育は行われています。現在、私立保育園7園で行われていますが、いつも遊びに行っている「ひろば」なら、子どもも落ち着いていられるのではないでしょうか。もっと多くの場所で行う必要があるのではないかと考えます。

「みずべ」では専門員を配置し、発達相談・家庭問題相談・心理相談なども「ひろば事業」で行なっています。普段遊びに来ているその場所だから、親も子も構えることなく相談ができる環境になっています。このような環境を整えることも大切だと思います。江戸川区では、「ひろば」にきている保護者の方々がお互いに情報交換したり、お互いの心配事を話したりすることで、子育てをしている方々のストレスを溜め込まないという作用があります。深刻な相談については、専門の相談員につなぎますが「ひろば」専門の相談員がいるわけではありません。民間の力を使うという、すぐおとなりの江東区の子育て施策、江戸川区とは視点の違う事業のやり方は参考になりました。

江戸川区の20ヵ所の「ひろば」のうち19ヵ所は区直営で、民間が行っている「ひろば」が1ヵ所あります。区直営の「ひろば」は健康サポートセンタや共育プラザなどの公的施設を使って行われています。住宅街の一角のアパートを改造して運営されている民間の「ひろば」は、公的施設の広いスペースとはまた違った、自分の家という感じで、近隣の小学校との交流や利用している方々のアイデアでビーズ教室やお菓子作りなど柔軟なサービスがなされています。

子どもの多い江戸川区です。民間の力を使って、さらにバラエティに富んだ「ひろば事業」が展開されていくと、子育て真っ最中の方々の選択肢も増えると思います。