あけましておめでとうございます。

2009年は、国政においては、政権交代という大きな変化のあった年でした。しかし、江戸川区政では議員定数44名中、自民党・公明党が30名という圧倒的多数を占めています。区政の場で、国の出す政策の方針に区議会が異なる議決をすることも出てきます。たとえば、昨年第3回定例会で提出した、国への「八ッ場ダム建設中止の即時撤回を求める意見書」は、国の方針としては見直しの方向ですが、区議会においては、多数を占める自公の賛成多数で可決されてしまう、このような「ねじれ」現象が起きてしまうのです。
意見書は議長名で国に提出するものですから、全会一致が原則とこれまで言っていた会派が、多数決で数にものを言わせ決定していくのです。これでは議会の存在意義が問われかねないと考えます。各委員会なども、少数派の意見を聞きおくだけでなく、きちんと取り上げ、すべての議員が議論に参加できる、納得のいく形で運営すべきです。そのうえでの多数決であるならば、それは民主主義に則ったものになります。
現在、所属している文教委員会と子育て・教育力向上特別委員会では、校庭を芝生化した学校や、学習・教育相談所、小中連携教育を実践している市など、これまでの委員会や特別委員会より視察が多く、ざまざまな自治体の取り組みはとても参考になるのですが、委員会で視察したところを改めて議論することもありません。委員会でのまとめが4月5月の委員会で行われますが、せっかく視察したのだから感想を言いっぱなしなのではなく、これからの区の施策に役立つための議論をすることを提案していきます。
少数派であっても、区議会の場で主張すべきことは主張し、生活者ネットワークとしてよりいっそう存在感のある活動を今年もしていこうと思っています。

議事録・会議録などは江戸川区のHPで公開されています。ぜひ、ご覧になって、ご意見をお寄せください。