本会議と決算委員会の報告①

10月27日、今年第3回の定例会が終わりました。今議会開催中に、決算特別委員会が開催され、「生活者ネット・無所属クラブ」の3人がそれぞれの担当で参加しました。江戸川区議会は会派の人数によって質問時間が決まってくることはお知らせしました。今回から、これまでの執行部との質疑応答で20 分の持ち時間が、質問だけの時間で15分ということになりました。答弁時間のことまで気にせず、時間にゆとりができるかと思いましたが、意外と、考えていたより時間の経過が早いと感じました。執行部の返答によっては、予定していなかったことまで聞き返すこともあり、綿密な質問の組み立てがさらに重要だと再確認しました。

区民生活費の項目では、議会の議決案件にもなっている、葛西地域の図書館を民間委託するための、指定管理者制度導入についての質問をしました。指定管理者制度とは、公の施設を民間事業者、団体や個人に管理運営を委託する場合に、法律により定められた制度です。江戸川区の図書館では、篠崎文化プラザにある篠崎図書館に初めての指定管理者制度が導入されました。篠崎と同じ指定管理者である(株)図書館流通センターという会社が、葛西地区の葛西、西葛西、東葛西そして清新コミュニティ図書館の4館の指定管理者になることを承認することが今回の議案でした。
篠崎図書館は、今年5月に開館時に鍵を開け忘れるという事故を起こしました。また、月々区に提出する月次報告書の締め切りも、当初は守られませんでした。区はいつも「指定管理者制度を導入しても区民への責任は、区にある」と言っていますが、同様に、議会にも、指定管理者を承認した責任があります。このような事故に関しての報告は、きちんと議会へも報告するべきです。指定管理者制度は、経費節減だけでなく、バラエティに富んだ区民サービスを提供できる民間の活力をいろいろな形で導入するための制度ですから、生活者ネットとして、必ずしも指定管理者制度導入に反対しているわけではありませんが、現在の運営状況について、こうした問題点や従業員の労働環境なども含め、きちんと評価したうえですすめるべきだと意見を述べました。