防災を考える①

区の総合防災訓練を視察して

7月24日(木)

午前9時マグニチュード7程度の地震が発生したとの想定のもとに、江戸川区総合防災訓練が行なわれました。前日夜、地震が起きたところだったので、観ている方も力が入りました。今年、気がついたのは、倒壊家屋から人を助けるために使われていた、水圧で壁を切断していた機械です。水は細くして圧力をかけると、かなりの威力で物を切断するのだそうで、倒壊家屋のように、切断時に火花がとんで引火することも考えられる場合には、水での切断は有効な手段だと思いました。
防災支援は「自助・共助・公助」の順でといわれます。防災用品を準備している方は多くいらっしゃると思いますが、地域の方々と共に助け合う「共助」の部分は、必ずしも防災訓練そのものだけではありません。阪神・淡路大震災では町内会組織が確立されていたところでは、一人暮らしの方や寝たきりの方がどこに住んでいたかなど周囲の人たちが知っていたことで、情報を公的機関に伝えることができたという報告もあります。普段からお互いに声を掛け合うとか、地域行事で知り合いになるなど、顔の見える地域コミュニティがしっかり作られていることが大切です。

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